平成27年度 「野田雨乞笠おどり大会」を行いました
8月23日(日)16時より、野田八幡宮境内において「野田雨乞笠おどり大会」を行いました。8月も終盤で行われましたが、16時頃の八幡宮境内はまだまだ残暑が厳しく、参加された皆さんは暑さで大変だったと思います。雨乞笠おどり保存会事務局は、熱中症などの対策のため、かき氷・お茶等を無料で提供しており、配布場所のテント付近は大繁盛していました。
典礼者の野田地区長代理の開始宣言の後、野田八幡宮宮司・氏子総代による厳かな神事を行い、来賓の方々には「玉串奉奠(ホウテン)」をして頂きました。その後、雨乞い笠おどり保存会の寺田会長より主催者挨拶があり、竹中刈谷市長・大村愛知県知事・大西衆議院議員他来賓の皆様に祝辞を頂戴し45分くらいで式典は終了しました。
16時50分頃から、雨乞笠おどり大会の開始です。 雨乞笠おどりは、今から303年前の江戸時代に、この野田八幡宮境内において雨乞いの祈願が行われた事が古文書に記載が残されています。その後、田植えの前後に旱魃(カンバツ)に苦しめられた年毎に雨乞いの奉納が行われていました。戦時中に一時中断されましたが、昭和54年(1979年)刈谷市制30周年を期して当時の経験者の指導により野田青年団の皆さんが引継ぎ復活をさせることが出来ました。現在は,野田雨乞笠おどり保存会を設置し伝承・継承しています。
6月の田植え時期に、野田八幡宮末社祭と合わせ「今期も雨に恵まれますように」と祈願の雨乞いおどりを行います。8月を前に子供の踊り手募集をし青年団出身の指導者の方達の指導により、一人でも多くの子ども達が雨乞笠おどりを習得、伝承できるように練習を重ね、毎年8月に豊作祈願とお礼の奉納として大会を開催しています。
最初に、大人の部を披露し次に子供の踊り手の部を披露しました。17時30分に、全てのおどりを終了出来ました。おどりを踊って頂きました雨乞笠おどり指導者と子供達、本日は暑い中どうもご苦労様でした。ありがとうございました。
途中、刈谷城築城盛上げ隊のオープン参加もあり境内に集まった人達の笑いを誘って場内を盛り上げて頂きました。
雨乞笠おどり大会を裏で支えて頂きました、野田自治会・東刈谷自治会・野田公民館婦人部役員・東刈谷公民館婦人部役員・野田子ども会・東刈谷子ども会・保存会(氏子総代会・野田史料館)役員の皆様、本日はどうもお手伝いありがとうございました。お疲れ様でした。特に、大きな問題もなく無事に18時20分頃後片付けをし終了できました。(主催者発表;約500名程の観衆)