平成27年度「防災講演会」を聴講して来ました
5月25日(月)18:30分より、刈谷市危機管理課主催による第5回「防災講演会」が総合文化センター大ホールで開催されました。講師は、山村武彦氏でテレビにも多数出演している有名な方で、防災・危機管理アドバイザーとして世界中で発生する地震・津波・風水害など200ケ所以上の現地調査を実施。その教訓を伝承すべく、講演、マスコミ出演、執筆等を通じ、防災・危機管理意識啓発に活躍中の人です。
講演前には、竹中市長より安心・安全な街づくりを目指して今日の防災講演会を開催しますの説明と南海トラフ巨大地震が当刈谷市にも多大な被害をもたらす可能性があり市民が危機管理意識を持って対応し、家族や自分の命を守って頂きたいと挨拶をされました。
講演内容は、大規模災害に遭遇したらまず、
「自分の命を守る行動を取ることが重要」
1)内陸部が安全とは限らない—川を津波が遡上して来る
2)震度6強の揺れ!その時、どうなる、どうする!—初期微動で避難動作に入る
3)耐震建物が絶対ではない—病院・市役所・学校他も絶対安全とは言えない
4)家族と会社での安全ゾーンを設定せよ—どこに居ても避難場所を考える
5)道路崩壊、車両暴走、電柱倒壊、病院・区役所も倒壊する–より安全な場所選択
6)火を出さない訓練と閉じ込められない訓練—災害遭遇時は両方避けて命が守れる
等々を常に頭の中に意識し、災害に遭遇したら自分のことは自分で守り、守れない場合には隣人や行政に助けを求めて良いとのこと。自助・公助・共助・近助です。 特に「近助の精神」は、災害に遭遇した時はお互い様なので助け合い・支えながら生きることが重要との説明があった。
時間通りに、20時に講演は終了し帰宅しました。周りを見渡すと、約7-800人位の観衆がありました。自治会や婦人会の方以外には、会社関係者・市議会議員・市役所の危機管理課以外の防災に関心のある方等々が参加されており、女性参加者も多く3割くらい見えていたのではないかな?